こんにちは。かずみです。
毎日寒暖差がすごくて、体調管理も気を遣いますね。
先日は清泉寺さんで、おしゃべり会でした。
私は学生の頃から20年以上(!?)お仕事で幼児から高校生まで様々な子どもたちと接してきたのですが、その経験が今子育てに役立っていると感じることがあります。その考え方やちょっとした工夫の中に、親子のコミュニケーション場面で何かヒントになることがあればと思い、おしゃべり会の企画をしました。
興味を持って参加してくださった方、ありがとうございました!それぞれの、こんな場面で困っているんだけど…というお話。あるある、わかるわかる!とみんなでうんうん頷きながら、一緒に考えることができて楽しかったです。
あちこち脱線しつつお話させてもらったことを、覚えている限りで書いてみます。
①子どもは褒めた方がいいの?褒めない方がいいの?
・どちらが良い、というのではなく、だいじなのは褒め方。子どもを肯定的に見て、良い情報をフィードバックする。
・上手だね、すごいね、偉いね、など短い言葉(ごほうび言葉)で結果だけを褒めるよりも、具体的に、プロセスやそこまでの頑張りを認める声かけを心がける。
・褒める…「上から目線、ほめる人(親)の主観で価値を決めること」というのを忘れない。(親の願いが含まれている)
・具体的に、見ていることをそのまま伝えるだけでも、子どもはちゃんと見てくれていると感じる。(おしっこでたねー!!!)
・できたね!のすぐ後の「もっとこうしたら」「次はこれも」はいらない。できたことを一緒に喜ぶ。
②できれば叱りたくない。でも、叱らないで大丈夫なの??
・叱らない=好きにさせる、ではない。線引きは必要。そこはブレないようにする。
・頭ごなしに叱ったり、罰を与えたりしない。子どもの行動の理由を考える。(ダメ、否定語から入ると子どもも戦闘モードに)
・まずは気持ちを受け止めることがとても大事。(もっとやりたかったんだね、嫌だったんだね)
・その上で、良くない理由を落ち着いて伝える。
・叱ると怒る、どちらも行き過ぎれば大差ない。(論理的にやり込める、感情をぶつける、どちらも子どもを追い詰める意味では同じ)
・小言や、口出しは中毒性がある。その一言はほんとに子どものため?
・子どもにも、話しかけてほしくない集中している時間がある。
・要求そのまま受け入れられない場合、お互い納得できるところを探す。一緒に解決する。
③それでもイライラしてしまうこともある。
・怒ってしまっても自分を責めないで。(こうあるべき、に囚われすぎないで)
・自己嫌悪に陥ったら、「今日はきつく言い過ぎてごめんね」の一言でOK。
・いつも寝る前に、子どもに「どんなあなたも大好き」と伝える。
・叱らなくて済むように環境を整える。(おもちゃは片付けやすく、朝の支度をしやすく)
・どうしてもムカーっとしてしまった時は、一呼吸置いて短い言葉で伝え、あとはひきずらない。(わかれば良し!自分の機嫌は自分で取る)
・自分の体調に目を向けて、休息を取ったり周りに頼ったり。一人で抱えない。(自分にも子どもにも、まあいいか!が大事)
だいたいこんな内容だったと思います。
当日もお話しましたが、私も普通のお母さんなので、全部実践できているわけがなく、これが正解というわけでもなく。あくまでひとつの考え方ですし、日々悩みながら、「こんなふうにできたらいいな」(いつもできなくても当たり前!)です。
そしてお伝えしきれなかったこともたくさん。
でも、この中にちょっとでも、気持ちが楽になったり、ヒントになることがあれば嬉しいです。
また、9月に何か企画できたらと思っています。最後まで読んでくださってありがとうございました!
○参考にした本(あくまで主観です)
「発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換」あさ出版/大場美鈴
↑これ面白いです!幼児期から思春期まで長く使えそうな本。
「モンテッソーリ教育が教えてくれた『信じる』子育て」すばる舎/あきえ
↑イヤイヤ期で困っている方に。
「モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方 3歳 〜 12歳 の子ども対象」ディスカヴァー・トゥエンティワン/島村華子
↑褒め方、叱り方について詳しく具体的に書いてあり、ふむふむなるほどですが、あまり考えすぎるとつらくなるのでほどほどに。
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2022.06.07 06:30