するすると、着物

こんにちは。

昨日、今日と強い風が吹いています。

でも、屋内から窓を通してみる空は、しずかできれいな青。最近雨が続いていたので気持ちが良いですね。


さて、先週の火曜日は、お久しぶりのあひるのこになりました。

先月に引き続き「着物DAY」と称して、目の前で着物を着て見せてくれるというママが来てくれました。

結婚前から呉服業界にいらしたという、はるなさんです。


この日の装いは、

薄桃色の紬の着物に白地の帯で、ぽかぽかと暖かだったこの日の陽気にぴったり。

外の空気や陽ざしをそのまま切り取って持ち込んだようなほのぼのとしたあたたかさを感じさせ、なおかつはるなさんにも大変お似合いの装いでした。

1枚脱いだらあらわれる「長じゅばん」も淡いグレーの格子柄で、これもまた着物の色ともよく調和しつつ、ほどよくカジュアルで素敵でした。

(はじめにほどいた帯を、再び締めるために準備をしている様子です。この白地の帯も、桐生で織られたものだそう)


はるなさん、帯を解き、ゆっくりおしゃべり(説明)をしながら着物を脱ぎました。

一旦、長じゅばん姿になったところで、二部式(上下で別々にわかれている)長じゅばんのお話も。(写真は撮りませんでした)


そして再び、着物にそでを通します。

こうしてこうして、こんな風になっているんですよ~、とゆったりお話をしながら、あっという間にまた元の姿に戻りました。

(着物が着られて、帯にとりかかったところです。この日は”名古屋帯”という、お太鼓結び向きの帯でした。とてもよく見るタイプです)


ママたちを見ると、みなさんじーっとはるなさんの動きを見つめていました。

そして、その胸に抱かれた赤ちゃんたちも!

じーっと、はるなさんの動きを見ていました。

ママが見ているから気になっていたのか、なにか興味深いと感じられたのか・・・


するすると脱いで、するするとまた着たはるなさん。

お話をしながらスイスイと手を動かし、難なく着物姿ができました。

見ていたママたちも、この気負わなさを感じ取れたのではないかしら?と思います。


まずは、家にある浴衣から!

浴衣が着られるようになりたいという声も聞こえてきました。

夏になる前に、「浴衣の着付けおさらい講座」みたいのも、いいかも?という話も出ていましたよ。


私も着物好きのひとりとして、もっともっと、着物が身近な存在になるといいなと願っています。

(毎月開かれている天満宮の骨董市にも、着物がたくさん出ています。数百円で買えるものも多くありますよ。見ているだけでも楽しいです!)


「着物のこと、気軽に相談できる場所が作れたらいいな」とはるなさんはおっしゃっていました。

そういう場所があれば、私たちの暮らしがもっと彩り豊かになりそうですね。

七五三や卒入園・学など、節目のときに着物姿になる機会もあるかと思います。

そういったフォーマルな場はもちろん、そうでない普段のおしゃれにも、着物という選択肢がある人が増えると私も嬉しいです。

あひるのこの本棚にある『日本の色図鑑』。古来の素敵な色とその名前がたくさん出ています。ぱらぱら見るだけで楽しい本ですよ。

(すー)

0コメント

  • 1000 / 1000