【わたしを変えた詩】
新しい時代へと大変革の真っ只中にいる今日。
お一人お一人のモノの見方、感じ方、捉え方により、
数ヶ月前と同じ「いつもの日常」がそこには無くても、
新たな気づきで、
今は今らしい心地よさを感じ始めた春の終わり。
10年前のちょうど同じ頃。ハナミズキの花が咲き誇りはじめ、ピンクや白で彩られた街は、まるでお気に入りのスカートでウキウキしたような、そんな華やかな風景がそこにはありました。
わたしは、子育て支援センターの存在も、「あひるのこ」のように子育て支援をされていらっしゃる方の活動も、何一つ知らなかった時。
唯一の楽しみが、お産をした産院で開かれていた育児サークルでした。
0ヶ月〜満1才までの赤ちゃんとお母さんが月に1回集う日を本当に楽しみにしており、
新米ママのわたしは、
そこにすがるように、
生まれて間もない長女を抱え、早速参加したのを今でも鮮明に覚えています。
参加して2,3回目の頃だったでしょうか。
初めてこの詩に出会ったのです。
『子は親の鏡』
from Dorothy Law Nolte
(ドロシー・ロー・ノルト)
ご存知の方も多いでしょうか。南カルフォルニアに暮らす、家庭教育や家族関係についての授業や講演をしながら、子育てコンサルタントでもあるドロシー・ロー・ノルト博士が1954年に書いた詩です。
1人目で気合いも若さも充分だったわたしは、
この子の為に何かしてあけなきゃ
この子の為にわたしが頑張らねば
この子の為に、この子の為にと
泣かせぬように、
将来に夢が膨らむようにと、今思い返せば、肩に力を入れまくり。
そんなわたしの目の前にヒラリと現れた詩。
なんてことでしょーー!
子育てで大切なことを
こんなにもシンプルに、
ダイレクトに、
厳しくも優しく綴られた20行。当時のわたしに与えた衝撃インパクトといったら!!
親の在り方について、子育てとは何ぞやと、はじめて気付かされ学んだのでした。
たった20行です。
ぜひまだ出会ってない方は出会ってみてください。
既に出会っておられる方は久しぶりにまた読んでみてはいかがでしょうか。
そして更に著作の真意をお知りになりたい方は、
PHP研究所から出版されている『子どもが育つ魔法の言葉』を手に取ってみて下さい。当時赤ちゃんだった子さまが成長し、10代の難しいお年頃のになった方は『10代の子どもが育つ魔法の言葉』もありますよ。
題名に全てが集約されている通り、とてもシンプル。
そして当然と言えば当然の内容です。でもとにかくその当時の「わたし」にとっては、頭でっかちをパカーンと打ち砕かれた衝撃のような、
子育ての大ベテランの方が肩に優しく手を置いてくれた安心感のような、
そんなわたしを変えた20行の詩でした。
こちらの詩は、
なんと世界中の人々に読まれ親しまれ、子育てバイブルとして愛読され続けてかれこれ65年以上となります。
こんなにも親子で、家族で毎日いつも一緒にいる時代が来るなんて半年前に予想できていた方はそうはいらっしゃらないかと思います。
だからこそ、この急な変化に戸惑い、迷い、うまくいかないと嘆くような事が、もしあるとすれば、
この20行は
何か一つ明るい光があなたを照らすかもしれません。
今日はそんなわたしのターニングポイントの一つとなった、詩のご紹介でした。
追伸
こんな時だからこそ、
朝日を浴びましょう!
空を見上げましょう!
おウチの庭からでも、
ベランダからでも、
外の空気や音を感じるって
とっても気持ち良いですよ!
(ゆう)
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