布おむつ。
紙おむつ。
広げて干された布おむつを見かけると、あのおウチには赤ちゃんがいるんだなぁとホッコリしてしまう布おむつのある風景。
岩手の片田舎で育ち、妹と弟がいるわたしの幼い記憶には、赤ちゃんと布おむつはいつも一緒。
事実、国産の紙オムツが発売されたのもわたしの生まれ年、昭和56年(1981年)のことのようで、わたしも布おむつで育ったわ!というお母さんも多いのではないでしょうか。
と、すると紙おむつが普及し始めた歴史はまだ40年にも満たない。
布おむつの残る昭和の子育て。
紙おむつが普及した平成の子育て。
そんな風に時代を感じることもできるのではないでしょうか。
そんな昭和なわたしがお母さんになり、何となく布おむつのある赤ちゃんとの生活がごくごく自然とあり、育児スタートから布おむつも使ってきました。
一般的にはどちらかといえば、ネガティブなイメージの多い布おむつ生活かもしれません。
わたしが布おむつ生活が続く理由は何なんでしょう。
わたしのおむつ育児事情は、1日通して布だけ、外出の時は紙にして、時と場合により布・紙併用色々やってみた結果、外出があっても日中布をメインで使い、夜寝る時だけ紙おむつを使うやり方がベストでした。
朝起きて1番に紙おむつから布おむつに変えた時の、あーーーさっぱりしたわ!母ちゃん!!と言わんばかりの光る笑顔。
モコモコぽってりとした大きいおしりのシルエット。
布おむつを洗う時の、今日もたくさん飲んで出してしっかり生きていたんだなぁという実感。
何枚もの布がはためく物干し竿の景色。
慌ただしい育児の1日の中で、お昼寝するキミの傍らで静かにおむつを畳む時間。
これらが私の育児での居心地の良い景色と時間となり、
令和産まれの3人目も、
布おむつ生活をしています。
飲むこと、眠ること、出すこと。シンプルな赤ちゃんのサインに少しばかりアナログを取り入れて、寄添い観察する時間があることで、さらに新しい赤ちゃんのステキな表情との出会いが待ってるかもしれません。
遠回りなようで、豊かな時間が創り出される布おむつ生活。
今日もキミの光る笑顔に逢いたくて、布をせっせとお洗濯しちゃうよ。
(ゆう)
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