絵本『もこもこもこ』の魅力 もこもこ広がる想像の世界 ①

赤ちゃんから幼児まで楽しめる絵本は数多くあります。

その中でも、一度読んだら忘れられない魅力を持つのが、谷川俊太郎さんの文と元永定正さんの絵が生み出す『もこもこもこ』です。


この絵本は、言葉の楽しさと視覚的な美しさが一体となり、子どもの感性をぐんぐん育ててくれる特別な一冊です。

特に0歳から2歳のお子さんを持つお母さんに向けて、この絵本の素晴らしさをたっぷりとご紹介します。


●あらすじ:広がる「もこもこ」の冒険

『もこもこもこ』は、ストーリーらしいストーリーがありません。

しかし、それがこの絵本の最大の魅力です。


ページを開くと、シンプルな背景の中に、「何か」が突然「もこ」と広がり出します。

次第にそれは膨らみ、弾けたり、浮遊したり、不思議な動きを繰り返します。

まるで目の前で生命が生まれ、変化を遂げているかのような感覚を味わえる絵本です。


物語を追うというより、音と色、形の変化を楽しむ「体験型」の作品といえます。

具体的なキャラクターやストーリーはありませんが、「もこもこ」「ぱちん」といったオノマトペのリズムや、元永定正さんの描く鮮やかなイラストが、子どもたちの想像力をどんどん広げていきます。


●ママへおすすめの楽しみ方:音とリズムを楽しもう

0歳から2歳のお子さんに読みきかせをする際には、ぜひ「オノマトペの楽しさ」に注目してください。

「もこっ」「つん」「ぱちん」といった音は、子どもたちにとって心地よいリズムを持っています。

この絵本は、声に出して読むことでその魅力が何倍にも広がります。


たとえば、「もこっ」と読みながらゆっくりページをめくると、子どもは「次に何が起こるの?」とわくわくした表情を見せます。

また、「ぱちん!」という音では、少し大げさに声を張り上げると、驚いたり喜んだりする姿が見られるでしょう。


作者の谷川俊太郎さんご本人の『もこもこもこ』の朗読をYoutubeで拝見したことがありますが、画面越しでも空気が震えるような、圧倒される読み聞かせでした。


1月7日のあひるの子でのりこさんが読んでくれたときは、本の面白さのあまりに、思わずママの膝から身を乗り出したり、本に手を伸ばす子がいるくらい大好評でした。


このような読みきかせは、言葉のリズムや音に対する感受性を育てるだけでなく、親子のコミュニケーションの時間をより豊かにしてくれます。


(②に続きます。全3回)

(ゆっこ)

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